ジムニッ記 39
今回はジムニーに社外メーター(油圧計、油温計、水温計、電圧計)を取り付けたので、その工程を紹介していきます。
今回はJB32の社外メーター取り付けになるので情報が少なくかなり苦戦しましたが、その他、JA系の旧型ジムニーにもかなり参考になる失敗例もたくさんあったので…
社外メーターを取り付けてみたい方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
目次
必要物品の調達
社外メーターの取り付けのために購入した必要物品をまとめておきます。
- 社外メーター(配線、センサーなど)
- サンドイッチブロック(M20-P1.5、3/4-16 変換アダプター入り) or 油圧計アダプター、ニップルソケット
オイルエレメント、エンジンオイル - 水温センサーアダプター(28mm)、クーラント液
購入する社外メーターによっては追加購入する物品が異なってきますd( ̄  ̄)
サンドイッチブロック(M20-P1.5、3/4-16 変換アダプター入り)、オイルエレメント、エンジンオイル
油圧、油温計を取り付けるには油圧・油温センサーを取り付ける必要があります。
油圧・油温センサーを取り付けるにはオイルエレメントの部分にサンドイッチブロックを挟んで、そこへ油圧・油温センサーを取り付けます。
オイルエレメントを外して装着するので、交換用のオイルエレメント、エンジンオイルも準備が必要となりますd( ̄  ̄)
サンドイッチブロックの種類は色々とありますが
ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32,JB23)に適合するブロックのサイズは『M20-P1.5、3/4-16』になります。
今回は『BLITZ(ブリッツ)Type D 品番19236』を購入しましたが…
私のジムニー(JB32)ではサンドイッチブロック取り付け後にオイルランプが点灯して、それを解決することができず
試行錯誤の結果、最終的にジュラン製の油圧計アダプター(32554-32554)×1つと
メスPT1/8(Rc1/8)オスPT1/4(R1/4)のニップルソケットを使って油圧・油温センサーを取り付けることができました。
油圧・油温センサーの取り付けにはかなり試行錯誤しました…_(┐「ε:)_
サンドイッチブロックを噛ませて取り付ける場合はオイルエレメントの高さが収まらなくなる場合があるので
低背(ロータイプ)のオイルエレメントを準備してください。
もちろんエンジンオイルの交換準備も必要になりますd( ̄  ̄)
*ジムニー(JA12,JA22,JB32)のエンジンオイル(エレメント)交換編⬇︎⬇︎
オークションやフリマに販売されているもので以下の製品は
中央のアダプターのサイズが合っても、ブロックの外枠が大きすぎてオイルパンに当たり装着できないというレビューがありました。
かなり安価ですが、サイズが合わなかったら無駄買いになってしまうので、注意して購入してくださいd( ̄  ̄;) 参考記事▶︎後付け油温センサー取り付け
水温センサーアダプター(28mm)、クーラント液
水温計を取り付けるには水温センサーを取り付ける必要があります。
水温センサーを取り付けるにはラジエーターのアッパーホースに水温センサー用のアダプターを噛ませて
そこへ水温センサーを取り付けます。
水温センサーを取り付ける際にクーラント液を一旦全て排出するので、交換用のクーラント液が必要になりますd( ̄  ̄)
今回はクーラント液を抜いたついでにラジエーターホースをシリコン製へ交換します。
追加メーターの取り付け
追加メーター(水温、油圧、油温、電圧)の取り付け工程をまとめて紹介していきます。
追加メーターの設置
追加メーターを設置する場所はかなり悩みましたが
最終的にエアコンの吹き出し口4つにメーターを設置することにしました。
エアコンをほぼ年中使わないことと、見た目をスッキリとさせたいので吹き出し口を潰すことにしましたd( ̄  ̄;)
追加メーターの径は60パイでピッタリでしたが、奥行きが入らなかったので
メーターパネルを一度取り外してから
吹き出し口の奥行きを削ってピッタリと収まるように加工しました。
パネルを戻す前にそれぞれのメーター配線を裏側に通してから
メーターを設置完了!! いい感じ…
追加メーターのリムとメーターリングが相性バッチリでした( ´ ▽ ` )♪
今回取り付けたメーターにはコントロールユニットとコントローラーがついているので、それぞれ運転席側の足元と使わない方のハザードスイッチ(増設済)の箇所へ設置しました。
水温センサーの取り付け手順
水温センサーを取り付けるにはラジエーターのアッパーホースに水温センサー用のアダプターを噛ませて、そこへ水温センサーを取り付けていきます。
センサーには漏れ防止のためにシールテープを貼ってからアタッチメントに取り付けました。
まずはラジエーターのクーラント液を下部にあるコックを開いて排出します。
今回はついでにラジエーターのアッパーホースをシリコン製に交換します。
シリコン製のアッパーホースの間にアタッチメントを取り付けます。
アタッチメントを取り付ける部分をカットしてアタッチメントを装着します。
センサーは上向きにするとセンサー部分にエアを噛む可能性があるので、センサーが下向きで取り付けられるように装着しますd( ̄  ̄)
センサーの配線は『配線通し』を使って車内とエンジンルーム内を通しました。
配線の固定はエーモンの配線バンドを使って固定しました。
ラジエーターのクーラント液を補充して完了です。水温センサーは無事機能しました。
油圧・油温センサーの取り付け手順
油圧・油温センサーの取り付けは失敗を繰り返しながら…かなり長期間かかりました。
失敗例も記録を残しておくので、参考にしていただけると幸いです。
まずはエンジンオイルを抜いてからオイルエレメントを外します。
*ジムニー(JA12,JA22,JB32)のエンジンオイル(エレメント)交換編⬇︎⬇︎
サンドイッチブロックに油温・油圧センサーと配線を取り付けます。
耐油製のシールテープを巻いてオイル漏れ対策します。
油圧センサーがかなり大きいので取り付けの位置とブロックの角度はかなり制限がありましたd(ー ー;)
油温・油圧センサーが上向き(エキマニ側)にしか取り付けることができないので、念の為に高温対策として耐熱テープでセンサーをぐるぐる巻きにしました。
オイルフィルターを取り外した部分にサンドイッチブロックを噛ませて、オイルフィルターのボルト系にあった付属のアダプターを中央に差し込んでブロックを固定します。
27mmのロングソケットがあると固定が楽でしたd(゚∀゚)
*27mmロングソケットはAmazonが一番安いです⬇︎⬇︎
オイルブロックを噛ませると低背(ロータイプ)のオイルエレメントしか入らなかったので、購入して装着しました。
配線を繋いで固定してから、いざエンジンをかけると…
まさかのオイルランプ点灯(油圧警告灯)…
ショックすぎて写真を撮り忘れました…_(┐「ε:)_
ブロックを取り外したり、角度を変えてみたり…色々と試してみましたがオイルランプは消滅せず。
オイルプレッシャースイッチが壊れた可能性もあったので、とりあえず購入して新品へ交換してみることにしました。
純正品番 | 価格 | 社外品 | |
---|---|---|---|
JA11 | 37820-82001 (37820-820P0) | 生産終了 | 二葉電気製作所 S-6114 |
JA12,22 | 37820-82001 (37820-820P0) | 生産終了 | 二葉電気製作所 S-6114 |
JB32 | 37820-82001 (37820-820P0) | 生産終了 | 二葉電気製作所 S-6114 |
JB23 | 37820-73H10 | 生産終了 | 二葉電気製作所 S-6207 |
純正は生産を終了しているので、社外品(二葉オイルプレッシャースイッチS-6114)を購入しましたd( ̄  ̄)
オイルプレッシャースイッチはJB32はオイルフィルターの上のあたりにありますが
JA12やJA22,JB23ではエンジン下部のクランクプーリー横?についてます。
まずは配線を外してから、28mmレンチで取り外しました。
あとは新品を同じ場所へ取り付けて、配線を繋げば交換完了!!
いざ、エンジンON!! オイルランプ(油圧警告灯)は消えませんでした…
ショックすぎてまた写真を撮り忘れました…_(┐「ε:)_
サンドイッチブロックを使った油圧・油温センサーはどうしても油圧警告灯が消えなかったので断念し取り外しました。
他に取り付ける方法はないか探したところジュラン製の油圧計アダプターを使って取り付ける方法があったのでトライしてみました。
油圧計アダプターはジュラン製のアダプター(32554-32554)が高評価で安価でした。
油圧計と同時に油温センサーも取り付けたかったので試しに2つ購入してみました。
取り付けはオイルプレッシャースイッチの箇所に取り付けます。
通常は取り外したオイルプレッシャースイッチをサイドの穴に、油圧センサーをトップに取り付けるのですが
今回はアダプターを2つ繋げて、サイドの穴にオイルプレッシャースイッチと油圧センサーを取り付け
トップに油温センサーを取り付けてみることにしました。
まずはアダプターを2つ連結してトップに油温センサーを取り付けた状態で、オイルプレッシャースイッチがあった箇所に差し込んでサイドの穴の角度を調整しました。
こちらの穴はオイル漏れの心配はないので、オイルを抜いて作業をする必要はありませんd( ̄  ̄)
あとはオイルプレッシャースイッチと油圧センサーをサイドの穴にそれぞれ取り付けます。
これで取り付けは完了。
手狭な領域なのでモンキーレンチのショートタイプがかなり重宝しました。
このチビモンキーがなければ取り付けはできなかったと思いますd( ̄  ̄;)
取り付けてしばらく様子を見ましたが、油温計は問題なく機能しました。
ただ油圧計ではアイドリング時に異常なくらい油圧が下がって表示されてしまい、その他には特に異常はなかったので、やはりアダプター連結での取り付けは微妙なのかなという判断になりました…
アダプターを連結させた上にサイドの穴に油圧センサーを付けてるので、うまく圧が測れないのかな…(ー ー;)
オイルプレッシャースイッチの左側にもう一つ取り付け口があったので
そちらにニップルソケットを噛ませて水温センサーを取り付けることにしました。
オイルプレッシャースイッチの左側にもう一つ取り付け口があったので、そちらにニップルソケットを噛ませて水温センサーを取り付けることにしました。
プラグの取り外しには6mmの六角レンチが必要で、ソケットレンチタイプのものを追加購入しました。
かなり苦戦しましたが無事外すことができました。
こちらの穴はオイル漏れの心配はないので、オイルを抜いて作業する必要はありませんd( ̄  ̄)
取り外したプラグのサイズはPT1/4(R1/4)になるので、メスPT1/8(Rc1/8)オスPT1/4(R1/4)のニップルソケットを購入しました。
左側に穴にニップルソケット+油温計
右側の穴にアダプター+サイドの穴にオイルプレッシャースイッチを装着しました。
オイルプレッシャースイッチがオイルセンサーと干渉して角度が制限されるので
オイルプレッシャースイッチの先を少し曲げて配線を取り付けれるようにしましたd( ̄  ̄)
右側のアダプタートップに油圧計を取り付けて配線処理をしました。
これで油圧計、油温計は問題なく機能しました。
最後に
油圧、油温センサーの取り付けは記事内容を随分と省略したくらいの失敗やトラブルがあり
数ヶ月に渡ってかなり苦戦しましたが、なんとか無事取り付けることができました。
見た目もカッコよくなってテンションアゲアゲです⤴︎⤴︎♪(´ε` )
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました(=゚ω゚)ノ