ジムニッ記 28
今回はジムニーのO2センサーを交換したので、その工程をまとめて紹介していきます。
走行距離10万キロ越えのジムニー乗りの方でまだ一度も交換したことがない方は、エンジントラブルになる前にぜひ交換してみてください。
ジムニーの O2センサー適合表 も作ってますd( ̄  ̄)
O2センサー交換前の状況
今回は特にエンジントラブルがあったわけではないですが
走行距離10万キロ越えで一度も交換したことがないO2センサーを、何かトラブルが起こる前に交換することにしました。
突然エンジンのチェックランプ(黄色)が着いても、アイドリングや水温計に特に異常がない場合には、まずはO2センサーの不調を疑ってみるそうです。
O2センサーは排気ガス内に含まれる酸素の量を測ることで、燃料の噴射量に対して酸素濃度が濃いか薄いかを判断して燃料の噴射量を調整するためのセンサーになります。
なので、O2センサーの調子が悪くなることで燃費が悪くなったり、ひどくなるとエンジンブローを起こしかねません。
症状が出て交換するよりも症状が出る前に交換した方がいいですねd(゚∀゚)
O2センサーと必要物品の調達
O2センサーを交換するにあたって以下の道具が必要でした⬇︎⬇︎
- O2センサー
- 22mmソケットレンチ(特殊工具)
- ラスペネ、ガスバーナー
O2センサー
JA系のO2センサーは消耗品などで社外品への交換が主流になってます。
純正品は製造が中止されてて、販売されているものはかなり高価です。
純正品はもうほとんど手に入らなくなりましたが、2023年11月の時点で販売されているものは20,000~30,000円くらいしますd( ̄  ̄;)
社外品も種類がたくさん出ているので、色々と調べてみましたが
オークションなどに出ている3,000~5,000円くらいで販売されているものはすぐに壊れてしまうことが多いらしいのでやめました。
社外品ではデンソーのO2センサーが最も評判も良くて人気のようなので、デンソー製のO2センサーを購入しました。
どうやらJA系の純正も元はデンソー製のようですねd(゚∀゚)
【ジムニーのO2センサー適合表】
型式 | 生産期間 | 純正品番 |
---|---|---|
JA12W | 1995/11-1997/04 | 18213-50G00,18213-83CA0 |
JA12W-2 | 1997/05 – 1998/08 | 18213-50G00 |
JA12W-2 | 1997/05-1998/10 | 18213-83CA0 |
JA22 | 1997/05-1998/10 | 18213-83CA0 |
JB23W | 1999/09-2000/05 | 18213-76G50 |
JB23W | 2000/05-2002/01 | 18213-76G51 |
JB23W-4 | 2001/12-2004/09 | 18213-83G50 |
JB23W-5 | 2004/10-2005/09 | 18213-83G50 |
JB23W-5 | 2005/09-2005/10 | 18213-83G51 |
JB23W-6 | 2005/10 | 18213-83G51 |
JB23W-7 | 2008/03- | 18213-82K20 |
JB23W8Y | 2010/08- | 18213-82K20 |
シエラ⬇︎⬇︎ | ||
JB31W | 1993/05-1995/09 | 18213-61A10 |
JB32W | 1995/11-1997/03 | 18213-61A10 |
JB32W-3 | 1997/05-1997/09 | 18213-61A10 |
JB33W | 1997/12- | 18213-61A10 |
JB43W-2 | 2000/04-2001/02 | 18213-76J21 |
JB43W-3 | 2001/03-2001/12 | 18213-80A10 |
JB43W-3 | 2002/01-2004/09 | 18213-80A11 |
JB43W-4 | 2004/10-2005/10 | 18213-76J20 |
JB43W-5 | 2005/10- | 18213-76J21 |
JB43W-6 | 2008/03- | 18213-76J21 |
JB43W-7 | 2010/08- | 18213-76J01 |
22mmソケットレンチ
O2センサーを外すための特殊工具『22mmのソケット型レンチ』を用意した方が無難です。
22mmのソケットレンチには配線よけのスリットが入っていて、デュープソケットタイプとショートソケットタイプがあります。
最初にロングソケットを購入したのですが、結果的にショートも追加で購入しました。
ロングソケットはレンチの差し込み口が3/8で、うまく力が加えられず断念…
ショートは差し込み口が1/2なので、長めのトルクレンチで力を加えてセンサーを外すことができました。
差し込み口1/2のロングレンチを持っている方はショートソケットを購入した方がいいですd(゚∀゚)
特殊工具を使わずにレンチで根本から直接アプローチもできますが、ナメてしまうと大変な箇所なので用意することをおすすめします。
ラスペネ、ガスバーナー
O2センサーは高熱になる部分(エキマニ)についてるので、焼きついて固着していることが多いです。
そのため、ラスペネのような浸透防錆潤滑剤があった方が安全に取り外すことができます。
1本持っておくと便利です。古い車を整備するなら必需品ですねd( ̄  ̄)
JA12,22,JB32のO2センサーはエキマニの奥のマフラーへ続く箇所へ付いてます。
どうしても外れない場合は最終手段としてバーナーで炙ってもいいですが、高温になる部分なのでしばらくエンジンをかけて温めてから作業してもいいかと思います。その場合は火傷に注意ですねd( ̄  ̄;)
O2センサーの交換
O2センサーの交換工程を紹介していきます。
O2センサーの取り外し
ジムニーのO2センサーはエンジンの右側にあるエキマニの奥の方に付いてます。
エキマニのカバーでO2センサーの根本の視野が悪いので外した方が作業はしやすいです。
エキマニのカバーを外そうとすると固定ボルトがサビと熱で固着していて外れず、完全にナメてしまったので
最終的にはナットツイスターを使って取り外しました。
常日頃から高温になる部分は油断すると痛い目に遭いますね…_(┐「ε:)_
カバーが外れて視野が広がったので、O2センサーの根本に22mmのロングソケットレンチをかけて外そうとしましたが全く歯が立たず…
O2センサーが根本から折れて修理に6桁請求されたという話を聞いたことがあったので、今回はラスペネをたっぷりかけて一旦撤収。
ロングソケットは差し込み口が3/8で非力なレンチしかなく、明らかにパワー不足でした…_(┐「ε:)_
後日、差し込み口が1/2の22mmショートソケットレンチ(スリット入り)を調達して再トライ。
長めのトルクレンチですぐに外れましたw
ソケットをつけて取り外すところの写真を撮り忘れました…
メガネレンチで取りはずせた人もいるみたいなので、とりあえず特殊工具を買う前に手持ちのレンチで一度トライしてみてもいいかもしれませんねd( ̄  ̄)
今回購入したデンソーのO2センサーはそのままの配線では繋ぐことができないので
取り外したO2センサーについているカプラーをカットしてから、付属の金属アダプターを使って取り付けます。
あとはセンサーを取り付けるだけです。
付属のグリスをねじ山に薄く塗ってから元の位置に取り付けて、カプラーを接続します。
エキマニのカバーはサビを取って耐熱・防錆スプレーで塗装、ボルトとナットは新品に交換して取り付けました。
もっとエンジンに詳しくなったらエンジンのカバーも取り外してピカピカに磨き上げたい…
最後に
O2センサーのように不調がそのままエンジンの負担やトラブルに影響してしまうようなパーツは表立って症状がなくても早め早めに対処していきたいですね。
他にも旧型ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)に使える車DIY記事を書いてます。
興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです⬇︎⬇︎
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ