ジムニッ記 32
かなり年季の入ったナルディ(NARDI)のウッドステアリングを格安で手に入れたので、リペアしてジムニーに装着ました。
今回は傷だらけのナルディウッドステアリングをリペアした工程を紹介していくので、興味のある方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
必要物品の調達
ウッドステアリングをリペアするために揃えた必要物品を紹介していきます。
ナルディクラシック
某フリマで傷の入ったナルディ(NARDI)のウッドステアリングが格安で販売されていたので、リペア前提で購入しました。
スポークはくすんで大きめの傷があり、ステアリングホイールの部分には何かにぶつけたような傷が複数箇所入ってましたd( ̄  ̄)
ナルディのステアリングは偽物が数多く出回ってますが、裏側にあるシリアルナンバーを公式サイトで認証すれば本物かどうか確かめることができます。
耐水ペーパー
ホイールとスポーク研磨用の耐水ペーパーが必要になります。
今回は#320,#600,#1000,#2000を2枚ずつ購入しました。
仕上がりをピッカピカに仕上げたいなら粗目から極細目まで番号を細かく刻んで用意してくださいd(゚∀゚)
メタルコンパウンド
金属の研磨に使用します。今回は評判のいいワコーズのメタルコンパウンドを購入しました。
ピカール
金属研磨の最終仕上げには欠かせない万能研磨剤ピカールを購入しました。
コンパウンド
ステアリングホイールのクリア層を磨くために使用します。ホルツのコンパウンドセットがおすすめです。
以前購入した分が余っていましたd(゚∀゚) 最後の磨き・艶出しに使います。
ウエス
研磨剤をつけて擦るために使用するウエスがたくさん必要になります。
ホームセンターに袋で売ってありますが、今回は使わないTシャツを切って使いました。
クリアニス
ウッドホイール部分に上塗りするクリアニスが必要になります。
今回はムラなく濡れるようにアサヒペンのクリアニススプレーを購入しました。
ニススプレーはアサヒペンがムラなく濡れるのでおすすめですd(゚∀゚)
アサヒペンのクリアニスを購入した後で、昔購入していたウレタンクリアスプレーを見つけました…
もちろんウレタンの方が高価で高級なので、今回はウレタンクリアスプレーを使いました。
マスキングテープ
塗装や研磨の保護に必要になります。
ウッドステアリングのリペア工程
ナルディのウッドステアリングをリペアした工程を順を追って紹介していきます。
スポークの傷消し、研磨、磨き
まずはスポークの傷消し、研磨、磨きをしました。
スポークには数箇所に深めのガリ傷と全体的に細かい傷、表面は汚れてくすんでいました。
まずは食器用洗剤で油と汚れをしっかりと洗浄しました。
ホイールの木に研磨で傷がつかないようにマスキングテープで保護します。
深めのガリ傷の部分を耐水ペーパー#320で水研ぎします。
細かい傷をたくさん作ってガリ傷を削りながら消していく感じです。
ガリ傷の深さによっては#200とかもっと粗めで削ってもいいかと思いますが
ここは傷をつけて削る作業なので少し勇気が入りますね…( ̄∀ ̄;)
#320で削った部分は#800▶︎#1000と削ったら全体的に#1000で消えるくらいの細かい傷がついていたので
スポーク全体を#1000で念入りに水研ぎ▶︎#2000で念入りに水研ぎしていきます。
艶がどんどん消えて不安になりますが大丈夫ですd( ̄  ̄;)
細かい傷も完全に消したい方は#1000~2000間のペーパーでも細かく削っていってください。
2000番まで削ったら綺麗に水洗いしてから
次はメタルコンパウンドをウエスを使って根気強くすり込んで磨いていきます。
メタルコンパウンドで磨くと艶が出てきますd(゚∀゚)
ワコーズのメタルコンパウンドは#2000〜3000くらいの粗さみたいです。
最後にピカールをウエスを使って根気強くすり込んで磨いていきます。
これで光が反射するくらいまで綺麗になります。
ピカールは#3000~4000くらいの粗さみたいですd( ̄  ̄)
ピッカピカの鏡面仕上げまで仕上げたい方は最終的に#10000以上のコンパウンドで磨いてください。
ステアリングホイールの塗装、研磨、磨き
ステアリングのウッドホイールを塗装、研磨して磨きます。
今回購入したステアリングはホイール部分の傷がクリア層にとどまっていたので
クリアをある程度削って傷を取り、最後にクリア塗装をして磨きます。
食器用洗剤で油と汚れをしっかり落とした後に、とりあえず傷の部分を#600で水研ぎしてみました。
ホイール部分の傷はクリア層の表面に留まっていて全部綺麗に落ちました。
オークションで購入前に画像をたくさん見せてもらってから傷がクリア層で止まってるというのは確認できてました( ´ ▽ ` )
クリア層を削りすぎて中の木の部分を削らないように気をつけてください。
削った表面を慣らしながら耐水ペーパー#800でホイールを全体的に水研ぎしました。
乾燥させると表面はツルツルですが艶はなくなってます。
艶が残ってる部分は表面のクリア層が削れてないので削り直しです。
手垢がたくさんついてるのも嫌なので、裏面のイボイボまで優しく撫でながらクリア層の表面を全体削りました(^ ^)
スポーク部分をマスキングして一回目のクリア塗装完了。
30分ほど自然乾燥して2回目を吹きました。
2日間乾燥させてから表面をボコボコを耐水ペーパー#1000で水研ぎして慣らしました。
やり直すのが嫌だったので慎重に2日間乾燥させましたd( ̄  ̄)
塗装後にしっかり乾燥してないと研磨した時に消しゴムのカスみたいなものが出ます。
再度2時間ずつおきながら3回クリア塗装しました。
2日間乾燥させて表面を#1000 ▶︎ #2000で表面がツルツルになるまで優しく水研ぎしました。
乾燥させてから、あとはコンパウンドでひたすら磨いていきます。
ホルツのコンパウンドを使って細目から順番に磨いて完成!!
磨けば磨くほど艶々になっていきます( ´ ▽ ` )♬
リペア前と比較すると傷もなくなり随分と綺麗に蘇りました。
中央にあるホーンリングもスポークと同じ手順で磨きましたd( ̄  ̄)
最後に
完成後ジムニーに取り付けました。やっぱり本物のナルディは最高にかっこいいです。
他にも旧型ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)に使える車DIY記事を書いてます。
興味のある方はぜひ読んでいただけると幸いです⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)の全塗装(自家塗装)編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のウッド調パネル製作編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のサビサビワイパーリンク交換編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA12,JA22,JB32)の『ELメーターパネル』+『ELエアコンパネル』取り付け編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のハザードスイッチ増設編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のヘッドライトとライトリム交換編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニーの社外メーター(油圧、油温、水温、電圧)取り付け編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニーのプチカスタムをまとめた記事はこちら⬇︎⬇︎
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ