ジムニッ記 05
ジムニーのメーターパネルやハンドル周りをイジっていると、ハザードスイッチが壊れてしまいました…これで2回目。
「なぜこんな場所につけたんだ…」
と思われている方は多いのではないでしょうか。
壊れてしまったハザードスイッチをまた修理するのも面倒なので、以前からやってみようかと悩んでいた「ハザードスイッチの増設」にトライしてみました。
トラブルが多発して中々思うようにスムーズにはできませんでしたが… なんとか最後までやり遂げることができました。
今回行った工程をまとめて紹介するので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
旧型のジムニー(JA11、JA12、JA22)は、簡単にハザードを増設することができる『ハーネスキット』というものが売られていますが、価格は5,000円程するみたいです。
ちなみに今回の費用は3,000円くらいかかりました。
国産スズキ純正スイッチの付いたハザード増設ハーネスキットは9,000円…高い…
目次
ハザードスイッチ増設方法の下調べ
まずどうやって旧型ジムニーのハザードスイッチを増設するのか?その方法を下調べしました。
私が参考にした動画や記事の中でわかりやすかったものを紹介しておきます⬇︎⬇︎
YouTube『【JA11C改】ハザードスイッチ増設(Blue Factory / DIYアウトドアチャンネル)』
『JA11』のハザードスイッチ増設方法が分かりやすく解説されています。
『JA11』の場合はウインカーリレーは追加せずに問題ないようです。
YouTube『【ジムニー JA22】改善!ハザードスイッチ増設しました。超簡単でコスパ最高 DIY(EBI’s ファミリー)』
『JA22』のハザードスイッチ増設方法が分かりやすく解説されています。
*『JB32』に同じ方法で取り付けた場合には追加でウインカーリレーが必要でした。
『JA11』『JA12』『JA22』では追加でウインカーリレーは必要ないようですが、詳細は分かりません…
みんカラ『JA22ハザードスイッチの増設(移設)』
分かりにくい配線処理の作業も配線図を描いて分かりやすく解説されている記事になります。
ハザードスイッチ増設に必要な物品の調達
ハザードスイッチ増設のために購入が必要な物品です⬇︎⬇︎
✔︎ 【Heschen】車用トグルスイッチ ON/OFF 2個入り《Amazon》500〜600円ほど
✔︎ 【AMON】整流ダイオード 6A 2個入 《Amazon》300〜400円ほど
✔︎ 【AMON】車用配線コード 赤と黒《ホームセンター》 200〜300円ほど
✔︎ 【AMON】ターミナルセット『電工ペンチ+端子セット(ギボシ、平端子など)』《Amazon》1,300円ほど
✔︎ 【AMON】配線タップ(エレクトロタップ)8個入り《ホームセンター》 400〜500円
✔︎ 【AMON】デジタル検電テスター《Amzon》
✔︎ ウインカーリレー 3ピン《Amazon》600〜900円ほど
*電工ペンチや検電テスターは必ず必要ではありません。
*JA11,12,22に取り付ける場合は追加でウインカーリレーは必要ないらしいのですが、JB32には必要でした。
必要なものを価格比較しながら、できる限り安く購入していきました。
肝心なスイッチはハドソン(Heschen)の車用トグルスイッチ ON/OFF 2個入りを『Amazon』で購入しました。
このスイッチは防水カバー(黒)の取り外しができて、見た目もスタンダード。
2個入りで安かったのでおすすめです。
電流を逆流させないように必要な『整流ダイオード』は、エーモン(AMON)の6A × 2個入をAmazonで購入しました。
配線を組むためにギボシ端子を購入しようとしていたのですが
所持しているドライバーセットに入った電工ペンチがペラッペラの役立たずだったので…
Amazonでギボシ端子や平端子などと電工ペンチがセットになったものを購入しました。
Amazonでは電工ペンチと必要な端子類がセットで1,700円くらいで購入できるので、かなりおすすめの製品です。
配線を分岐させるのに私は初心者でも取り付けが簡単なエレクトロタップを購入しましたが
この製品は配線の分岐部がタップで隠れてしまったり
配線不備の修正に硬く閉じたタップを外すのに手間がかかってしまうことからプロは使うことを嫌うらしいです。
エレクトロタップの取り付けはとても簡単で、今のところ使用していて配線トラブルはないので、私は配線分岐にエレクトロタップを使っています。
8個入りは近くのホームセンターで購入した方が安いですd( ̄  ̄)
検電テスターを持っていない方は1つ持っておいた方が配線処理がスムーズです。
検電テスターは500〜1,000円ほどで購入できるので、持ってない方は1つ持っておくと便利です(゚∀゚)
検電テスターをご存知ない方は
自動車整備用品で有名な会社エーモン(AMON)社のYouTubeチャンネルがとても分かりやすく解説されているので、車DIY初心者の方にオススメの動画です⬇︎⬇︎
『JA11』『JA12』『JA22』のハザード増設ではウインカーリレーは必要ないようですが
私の愛車『JB32』ではネット上で紹介されている方法でやるとウインカーリレーが必要でした。内装は同じなのに…
*今回紹介しているハザードスイッチ増設には3ピンのウインカーリレーを使用してますが、基本的に2ピンのウインカーリレーで全く問題ないみたいです。
カッチッ!!カッチッ!!と音が欲しい方は、間違って音なしのウインカーリレーを購入しないように気をつけてくださいd( ̄  ̄;)
ハザードスイッチの配線製作
配線図の完成イメージはこんな感じ⬇︎⬇︎
配線の完成画像はこんな感じです⬇︎⬇︎整流ダイオードの向きに気をつけてください。
配線の分岐
新しく作ったハザードスイッチの配線を車のウインカー配線に繋げていきます。
ハンドル下のパネルを外すとウインカー配線のカプラーがあります(一番大きいカプラー)。
この配線を分岐して新しいハザードスイッチの配線を繋いでいきます。
配線は手前からそれぞれ
①ウインカー右(緑/赤色の配線)
②ウインカー左(緑/黄色の配線)
③常時電源(緑/青色)▶︎ キーOFF状態でも電気が通っている配線
を分岐させます。
配線を繋ぐ前にデジタル検電テスターで通電しているか確認をします。
▶︎ ハザードのスイッチを入れた状態で①と②の配線が通電しているか?
▶︎ キーOFFの状態で③が通電しているか確認してください。
検電テスターを配線の根元に差し込んで通電確認してください。
それぞれ①〜③の配線をエレクトロタップで分岐して、新しいハザードスイッチの配線を繋いでいきます。
新しいハザードスイッチの配線をそれぞれエレクトロタップに接続します⬇︎⬇︎
ウインカー配線①〜③にそれぞれエレクトロタップをつけてかしめていきます⬇︎⬇︎
あとは新しいハザードスイッチを配置したいダッシュボードの位置にトグルスイッチを設置するための穴を開けます。
スイッチを備つける前に、とりあえず一度ハザードスイッチが機能するか確認しておいてください^^
穴をほがしたパネルにトグルスイッチを固定して、パネルの後ろから配線を回して設置します。
これで完成♪( ´θ`)ノ のはずでしたが…
ウインカーリレーの設置
完成したはずの新しいハザードスイッチですが、点滅しないし音も出ません…
「あれっ!?間違ってないはず…どうして…(ー ー;)」
原因を追求しながら純正のウインカーリレーを抜いたりさしたり、ハザードをつけたり消したりしていると
突然ウインカーやハザードをONにすると「ブー」という異音が純正のウィンカリレーから鳴るようになりました。
ウインカリレーは運転席足元のヒューズボックスの上に装着されてます⬇︎⬇︎
リレーの両サイドを押し込みながら引っ張ると少し固いですが外れます。
「もしや、ウインカーリレーが故障してるから、新しいハザードスイッチも点滅しないのでは?」と思い
ウインカーリレーの仕組みについて調べてみました。
*ウインカーリレーの仕組みについて初心者でもわかるようにわかりやすく解説されています⬇️⬇︎
そして、急いで新しいウインカーリレーを探しました。
純正のウインカーリレーは高いし、代用できるものがないか探したところ
3ピンの安いウインカーリレーをAmazonで購入しました。
純正のウインカーリレーは3ピンです。
「やっちまった…_(┐「ε:)_」
微妙に純正のウインカーリレーと購入したウインカーリレーのサイズが違っていて、装着できず…
間違えて購入したウインカーリレーは、純正のウインカーリレーが新しいハザードスイッチの点滅しない原因でなかった場合に
新しく作った配線に追加取り付け用として返品せずに保留。
ジムニー専門店で有名な『K-PRODUCTS』がAmazonに出品していたので急ぎで購入しました。
新しいウインカーリレーを無事装着!!
ウインカーやハザード点灯時のブーッという異音は出なくなりましたが、新しいハザードスイッチはやはり点滅せず…
今回のハザードスイッチ増設は『JA11』や『JA22』で紹介されている方法を真似してやってみたのですが
どうやら私の『JB32』ではウインカーリレーを別に挟まないとが『JA11』『JA12』『JA22』のようにウインカーリレーなしで点滅したり、音が出ないようです…
原因はわかりませんが『JA11』や『JA12』と内装はほとんど変わらないのになぜ…(´;Д;`)
それでは早速、サイズを間違えて購入した3ピンのウインカーリレーを新しいハザードスイッチの配線へ取り付けていきます。
ウインカーリレーを取り入れた配線図はこちら⬇︎⬇︎
ウインカーリレーを取り付ける位置は常時電源配線からからトグルスイッチの間に設置しました⬇︎⬇︎
『B+』▶︎ バッテリー電源(バッテリープラス)
『L』▶︎ ウインカー電源(ウインカープラス)
『Eー』▶︎ アース
追加でウインカーリレーを購入される方は2ピンの製品がアースを繋ぐ必要がないので楽かもしれませんd( ̄  ̄)
2ピンのウインカーリレーの場合には、アース(Eー)がないのでアース線をとる必要はありませんが
今回は3ピンのウインカーリレーなのでアース線を作って
車体の金属剥き出し部分にアースをとりました。
ハザードスイッチを再設置して取り付け完了。
無事にハザードの点滅とカッチ、カッチ音が鳴るようになりました。
最後に
色々とうまくいかないこともありましたが、その分、ウインカリレーの仕組みについて少し勉強することができました。
トグルスイッチが1つ余っているので何か新たなスイッチをつけることができないか模索してみます。
今回紹介した内容以外にも、旧型ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)に使える車DIY記事を書いてるので、興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)の全塗装(自家塗装)編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のウッド調パネル製作編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のサビサビワイパーリンク交換編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA12,JA22,JB32)の『ELメーターパネル』+『ELエアコンパネル』取り付け編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のハザードスイッチ増設編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のヘッドライトとライトリム交換編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のサイドウィンカー交換編はこちら⬇︎⬇︎
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ