ジムニッ記
ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)にバッテリーキルスイッチを設置しました。

バッテリーキルスイッチとはバッテリーの電力供給自体を一括で遮断できるスイッチになります。
今回なぜバッテリーキルスイッチを設置したかというと…
原因不明の漏電のため年に一回はバッテリー交換をしなければいけなかったからです…

オルタネーターを交換しても改善せず、専門の整備士に調べてもらったりしましたがはっきりとした原因がわからずに『もうかなり古い車なので…』と言われ問題は解決せず…_(┐「ε:)_w
年に一回バッテリー交換となるとそこそこの出費になってしまいますし、長期間乗らないとエンジンがかからないことも度々あったので、思い切って設置してみましたが大正解でした。
もし同じようなことで悩んでいる方がいましたら簡単に設置できるので、ぜひトライしてみてください。
目次
必要物品の調達
今回バッテリーキルスイッチの設置に使ったものをまとめておきます。
バッテリーキルスイッチ
バッテリーキルスイッチは
バッテリーのマイナス端子に直接取り付けて、手回しでON/OFFする簡易タイプ『ターミナル直付けタイプ』と
バッテリーから室内に配線を引いて、車内からON/OFFできる『リモートスイッチタイプ』があります。


『ターミナル直付けタイプ』の場合は簡単に設置できて、設置コストも安いですが、毎回エンジンルームを開けてON/OFFを切り替えないといけないのでかなり面倒です。
一方、『リモートスイッチタイプ』の方は室内に配線を引っ張ってリモコンで バッテリーのON/OFFができるので便利です。ただ設置に手間とコストがかかります。
流石に毎回エンジンルームを開けてON/OFFを切り替えるのは面倒、ただリモートは高価で色々と部品の取り付けが面倒、リモコンもキーレスとかぶって増えるし…と悩んでいると、手元まで配線を引っ張ってきてON/OFFを切り替えることができる『手動切り替えタイプ』のスイッチを発見しました。
見た目が無骨でビンテージ感もあり、仕組みもアナログでわかりやすいことから、今回は以下の製品(手動切り替えタイプ)を購入して取り付けることにしました。


何よりリモコンが2つ(キーレスとキルスイッチ)になって嵩張るのが嫌でした…
このスイッチなら200A(12~14V)対応してるし、この見た目なら旧型ジムニーの室内でもスイッチが1つ増えるし、いい感じにマッチしてカッコいいかなと…(〃ω〃)
私はAmazonで購入しました⬇︎⬇︎
配線ケーブル(12sq以上)
バッテリーキルスイッチはマイナス側をカットする方がショートの危険性が少ないため、主にマイナス側に直列で繋ぎます。
配線に使用するケーブルはエンジン始動時に数百アンペアの電気が流れるので、細いケーブルでは焼けたり発火する危険性があります。
バッテリーの直結ラインでは12~54sqくらいの太いケーブルを使用する必要があるので、今回は評価も高くて取り回しのいい細めの配線(KIVの14sq 赤黒それぞれ1mずつ 絶縁カラーキャップ付き)を購入しました。


12sq以上なら200Aクラスまで対応できるようですd( ̄  ̄)
私はAmazonで購入しました⬇︎⬇︎
丸型圧着端子
配線をバッテリーキルスイッチに繋ぐ際に丸型圧着端子を使うと綺麗・安全に固定することができます。


配線ガイド
運転席 ⇄ エンジンルームへ配線を通す際には必須のアイテムになります。


手で通せないこともないですが、あったほうが作業がスムーズですd( ̄  ̄;)
その他
必ず必要というわけではありませんが、今回の作業で使ったものやあった方が便利なものをまとてめておきます。
私の車はバッテリーのマイナスに合計2本の配線が合流していたので、2本の配線を1本にまとめるために分配(配電)ブロックを使いました。



分配(ディストリビューション)ブロックは 配線を分岐させるだけでなく、逆に合流させる用途にも使えますd(゚∀゚)
ダッシュボードに穴を開けてキルスイッチを取り付ける場合は穴開け用の電動ドリルとホールソーがあると便利です。
電動ドライバーしか持っていない方は電動ドライバーに取り付けることができるタイプのホールソー、もしくは電動ドライバーとホールソーの間に噛ませるアタッチメントを購入して使うことができます。



このマキタの電動ドライバーはペン型にもなるので超絶使いやすいですd(゚∀゚)
ホールソーはDIY好きであれば1セット持っておくと何かと便利です。

配線ケーブルをまとめて固定する際に手軽で便利です。

配線の絶縁キャップの箇所や他にも電線がズレたり露出したりしそうな場所に巻いておくと安心です。

バッテリーキルスイッチの取り付け方法
実際にバッテリーキルスイッチを取り付けるまでの工程をまとめて紹介して行きます。

まずは配線処理から順を追って解説していきます٩( ᐛ )و
バッテリーキルスイッチ側の配線処理
配線経路はバッテリーマイナスに繋がっていた線2本 ▶︎ 分配ブロック ▶︎ 赤配線 ▶︎ キルスイッチ ▶︎ 黒配線 ▶︎ バッテリークランプ(ターミナル)▶︎ バッテリーマイナスの順位繋いでいきます。

赤と黒の配線に丸型端子を圧着します。

丸型端子が抜けると危険なので一応半田付けしました。


半田ごてを持っている方は接着しておいた方が安心かと思いますd( ̄  ̄)
丸型端子の圧着が終わったら、とりあえずキルスイッチの後ろ側に2箇所配線を噛ませておきます。


絶縁キャップも忘れずにつけておいてくださいd(゚∀゚)
バッテリーキルスイッチの設置
バッテリーキルスイッチ表面のレバーの固定ボルトを外してから分解していくと根本の大きいネジ切りが出てくるので、このネジ切り部分の径が通るように設置場所へ穴を開けていきます。



車内でバッテリーキルスイッチを設置する場所を決めてから、ホールソーで穴を開けていきます。


キルスイッチのサイズ自体がかなり大きめなので、設置場所を決めたら必ず穴を開ける前に裏側にスイッチ本体と配線が収まるかどうかを確認してくださいd( ̄  ̄)
レバー諸々を表側から取り付けてバッテリーキルスイッチを固定します。

バッテリー側の配線処理
キルスイッチに繋いだ配線2本を配線ガイドを使ってエンジンルームへ引っ張り込みます。

バッテリーマイナスに繋いであるバッテリークランプ(ターミナル)を外します。
元々ついていたバッテリークランプは再利用するため配線を外そうとしたのですが固くて外れず、とりあえず配線をクランプの付け根でカットしました。


今回はバッテリークランプを再利用しますが、外れると危険な部分なので新しく購入して使うことをおすすめしますd( ̄  ̄;)
バッテリークランプはマイナス配線を2本噛んでいたので、分配ブロックのINに2本固定してOUTにキルスイッチのIN側(赤配線)を固定しました。

あとはキルスイッチOUT側の黒配線の先にバッテリークランプ(再利用)を再度噛ませて、バッテリーのマイナスに繋げば完成です。


最後に
バッテリーキルスイッチを取り付けて3ヶ月ほど経過しましたが、バッテリーが上がることなく順調に経過してます。
キルスイッチでバッテリーをOFFにしておくと盗難防止にもなるみたいですねw


バッテリーをオフにするとキーレスが使えなくなりますが、3日以上乗らないときに限り使っているので特に不便はありませんd(゚∀゚)
他にも旧型ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)に使えるカスタムやメンテナンス関連の記事を書いてます。
興味のある方はぜひ読んでいただけると幸いです⬇︎⬇︎
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ