ジムニッ記 27
今回はジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32,JB23)のブレーキディスクを新品に交換したので、その工程を紹介していきます。
作業自体は簡単ですが、間違いがあってはいけない部分なので慎重に作業しました。
自身でブレーキディスクの交換をしたい方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
今回はブレーキパッドの取り外し・取り付けはしますが、新品への交換はしませんd( ̄  ̄)
ブレーキディスクの調達と必要物品の準備
古い車ではブレーキディスクがサビてへたってることがほとんどかと思います。
自分で交換できるならやってみようかな…という方は、必要物品も作業工程もそこまで面倒ではないので、ぜひトライしてみてください。
今回はナックルオーバーホールをする際にブレーキディスクも外すことになるので
価格もそこまで高くないし、この際、ナックルオーバーホールついでにブレーキディスクも新品へ交換することにしました。
価格は1台分、ブレーキパッド付きで5,000~6,000円くらいで購入することができます。
品質も全く問題なし。
交換して半年くらい経つと結構サビが出てきてたのでもしかして錆びやすいのかもしれません…
もちろん環境によるとは思いますが…
私は楽天で購入しました⬇︎⬇︎
あとは以下のものを準備、購入しました⬇︎⬇︎
- ジャッキ、ジャッキスタンド
- トルクレンチ ▶︎ 最終的に各ボルトを規定トルクに締め上げる
- ハンマー ▶︎ パーツやボルトの固着を剥がして取り外す
- S字フック ▶︎ ブレーキホースが切れないようにキャリパーを吊り下げる
- 10mm ▶︎ ブレーキキャリパーボルト用
- 17mm ▶︎ ブレーキマウンチングボルト用
- 21mmレンチ ▶︎ タイヤホイールナット用
ブレーキディスクの交換作業
ブレーキディスクの交換工程をまとめて紹介していきます。
車DIY初心者にもわかるようにできるだけ細かく解説していきますd( ̄  ̄)
ジャッキアップ
フロント両側を同時に交換する程で作業を進めていきます。
まずはジャッキをデフに当ててジャッキアップします。
ジャッキアップする前にフロントのタイヤのボルトを緩めておきましょうd( ̄  ̄)
ジャッキアップ後はタイヤが回ってボルトが外しにくいです。
タイヤを外す前の写真を撮り忘れてました…_(┐「ε:)_
両側リーデイングアームの途中にあるポッチにジャッキスタンドを当ててから、ジャッキを降ろします。
今回はナックルオーバホールやショック交換も行うのでアームとフレームの連結部にスタンドを当ててますd( ̄  ̄)
タイヤを外して作業準備完了です。
車を揺すって見てしっかりとスタンドが固定されているか確認します。
真ん中にあるフリーハブはつけておいて大丈夫です。
そのままフリーハブをくぐって、ブレーキディスクを外すことができますd(゚∀゚)
ブレーキの取り外し
マウンチングとブレーキパッド、ブレーキキャリパーを外していきます。
まずはブレーキキャリパーの後ろのボルト(10mm)を2本取り外します。
ブレーキキャリパーがガバッと取り外せます。
ブレーキホースが切れると大事なので、S字フックなどを使ってテンションがかからないように吊り下げておきます。
ブレーキディスクを挟み込んでいるブレーキパッドを引っ張って2つとも外します。
最後にマウンチングが2本のボルト(17mm)で固定されているので取り外します。
マウンチングをブレーキドラムから引き抜いて、ブレーキの取り外し完了です。
ブレーキディスクの取り外し
ブレーキディスクを取り外していきます。
ブレーキディスクには取り外し用のネジ穴が2箇所用意されているので、この穴にボルトをねじ込むと簡単にブレーキディスクを外すことができます。
ボルトで外さなくてもハンマーでブレーキディスクを叩くと外れることもありますd(゚∀゚)
ちなみに、どうしてもブレーキディスクが外れない、穴に差し込むボルトも見つからない場合は
スタビリンクのボルトがピッタリ合うので、1つ拝借して使ってもいいかと思います。
ブレーキディスクの取り付け
ブレーキディスクを取り外していきます。
新しいブレーキディスクを5つのボルトに合わせて差し込みます。
新しいブレーキディスクには油が塗ってあることもあるみたいなので、軽く拭いておきましょう。やっぱり新品は気持ちいですね( ´ ▽ ` )♩
ブレーキの取り付け
ブレーキキャリパーやマウンチングを元に戻していきます。
マウンチングを綺麗に清掃して取り付け、ブレーキディスクを挟んだ状態でパッドを装着します。
マウンチングの固定ボルトもサビサビだったので、スズキの新品純正ボルトへ交換します。
ボルト,12X32 ▶︎ 純正品番 09117-12012 必要数4本(1台分)
ブレーキキャリパーも綺麗に清掃して取り付けます。
規定トルクでの締め上げ
タイヤをつけてから荷重した状態でボルトを規定トルクで締め上げていきます。
- フロントブレーキキャリパー ▶︎ 22N
- ホイールナット ▶︎ 95N
ここで事件発生…
規定トルクで締め上げていたらブレーキキャリパーの固定ボルトが折れました…
替えのボルトは購入しておらず、明日は車を使うのでどうにかしないと…(ー ー;)
トルクレンチを使って規定トルクて締め上げていたところボキッと折れました…
そんなに力は入れてないので、逆に作業中に折れてて良かったと思うようにしました_(┐「ε:)_
購入してきたステンレスボルトをグラインダーで同じ長さにカットしました。
少しだけスリット部分が伸びてネジ切りは短くなりますが、なんとか代用はできそう。
ヤスリで整えて無事装着…試運転でも問題ありませんでした。
あくまで純正のボルトが届くまでの応急処置です。
タイヤをつけて固定ボルトのトルク締めも終わったら
ブレーキがきちんと効くか試運転をします。
私の場合はフロントタイヤの2メートル前くらいにタイヤをおいてから、とりあえずアクセルを軽く踏んでブレーキの効きを確認してから試運転に出かけました。
ブレーキが効かなかったら大事になるので、確認は慎重に…d( ̄  ̄;)
走行後や後日、ブレーキフルードの目盛りの確認と、フロントタイヤやブレーキキャリパーあたりから液が垂れてないか確認しました。
あと、後日代用していたキャリパーの固定ネジは純正ボルトに交換しました。
最後に
ブレーキは最もデリケートな部分といっても過言ではないので
触れたことがない方は整備方法を動画や記事でしっかり確認してから実施してください。
整備士の知り合いがいるのなら付き添ってもらえると心強いですよね。
他にも旧型ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)に使える車DIY記事を書いてます。
興味のある方はぜひ読んでいただけると幸いです⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)の全塗装(自家塗装)編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,Ja22,JB32,JB23)のブレーキディスク交換編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のウッド調パネル製作編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のサビサビワイパーリンク交換編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA12,JA22,JB32)の『ELメーターパネル』+『ELエアコンパネル』取り付け編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のハザードスイッチ増設編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニー(JA11,JA12,JA22,JB32)のヘッドライトとライトリム交換編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニーの社外メーター(油圧、油温、水温、電圧)取り付け編はこちら⬇︎⬇︎
*ジムニーのプチカスタムをまとめた記事はこちら⬇︎⬇︎
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ